高速・高品質スリッター”未来”

・マイクログルーブロール（微細溝加工ロール）
駆動、ガイドロール問わず、すべてのロールにマイクログルーブロールを採用し、低張力でも蛇行および、スリップの無い搬送を実現しております。

・正確なロールアライメント
ロール取付ブラケットと、フレームの取合いをすべてインロウ式にし、駆動・操作側のロール・ブラケット取付穴はフレームを2枚合わせて同時加工として、位置精度を保証しております。張力検出器の取付部で位置出しが非常に困難でしたが、本機では張力検出器を専用設計し、取付部をインロウ式として、取付精度を確保しております。

・搬送工程に応じた張力設定
巻出動作では、空間距離一定制御を採用し、巻出開始から終了までの間で、フィルムに生じる歪を常に一定にするように制御をしています。

スリット部では、ダンサー機構とニップレスでテンションカットが可能な駆動マイクログルーブロールをメインフィードロールに採用し、巻出し巻取りの張力変動の影響を受けない安定したカットを可能としております。

巻取りは個別ニップ巻取りアーム式のサーフェイス巻を採用し、低張力で高速巻取りを可能としました。
サーフェースドライブロールに、微細溝加工を実施することで、巻取り時の空気の巻込みを抑制し、低張力、低接圧でも十分な巻硬さを実現しております。

・単独ニップ巻取アップ
コアごとに単独でニップできる独立巻取りアームを採用し、フィルムの厚薄やエッジカールの影響で各コア毎の巻姿や、巻径に多少異差が生じても、安定した巻上がりを実現しております。