コンサルティング

日本におけるPETフィルム製膜の創成期から製膜設備の立ち上げに携わり、その過程で生じる問題に対して設備改善・改造を行ってきた弊社だからこそできる、生産機におけるシワや蛇行等の不良改善、生産性・歩留まり向上策のご提案を致します。

従来Web製造現場で行われてきた[蛇行・スクラッチ・シワ・折れ傷]などの諸問題・不良対策や、生産性向上手法は、確立された技術根拠の無い「経験的手法」がほとんどです。それに対し、弊社は物理理論・装置レイアウトに基づき、問題の発生原因を特定して対策を講じる為、装置全体のバランスが取れた問題解決ソリューションにより生産性・品質向上が短期間の試作調整で可能となります。

上写真のようなシワに心当たりはないでしょうか。
このような問題が発生している場所は結果であり、原因はほかの場所にあることがほとんどです。
実機はそのままにロール交換のみで、このような問題を改善しつつ、”生産速度を守って張力半減”や、”張力を守って搬送速度は２倍”といったことも、条件によっては提案可能です。
まずはお問い合わせください。

マイクログルーブロールを採用いただいている顧客様での実績をご紹介します。

1）リチウムイオン電池用セパレーターの最大手メーカーにおいて、製膜延伸ラインの標準部品として新設全ラインに採用いただき、今後の増設ライン及び既設ラインの生産性向上用に今後数年に及ぶ継続発注を頂く。

2）世界最大手企業の電子部品向け全固体電池の製造設備に設備開発時より標準ロールに採用、MGR導入前提の生産条件で生産されている為、MGR無しの生産は有り得ないと評価を頂く。

3）MCCL用電鋳銅箔の製造メーカーにおいて、MGR導入以前は生産速度15m/min以下でスクラッチ傷や蛇行によるシワが解消できずいたが、MGR導入後は生産速度50m/minで不良発生が無くなり、生産性が3倍になったと高評価を頂き、国内外の工場全ラインのロールを順次交換する方向で定期購入頂く。

4）国内最大手塗工装置メーカーの電極向け金属箔コーティング装置や導光板向けプリズムコーターの性能保証をするための基本パーツとして全ラインに組み込まれており、数年先までの発注予定書を頂く。

5) その他、多くの顧客がMGRを最適位置に使用することで生産速度を2倍以上に引き上げるか、運転張力の半減を達成されている。